ウイスキーについてちょっとだけ学ぶ
先日、ビールについて記事を書いたのでお次は知識の浅いウイスキーを取り上げてみる。
ハイボールよりもビールを選択してしまうので、普段ウイスキーを飲む機会はそこまでない。
もう既に良い歳を迎えつつあるのでビールばかり飲むのも健康に良くないよな、と言うことで色々なジャンルのお酒を嗜めるナイスミドル(死語か?)を目指せる下準備をしていきたい。
ウイスキーの種類
そもそもウイスキーとは穀物を糖化、アルコール発酵させ蒸留した蒸留酒を指す。
このレベルからかよって思う人もいるかもしれないが、ウイスキーと似たパッケージの多いブランデーは果実酒から作った蒸留酒の総称で原料に大きく違いがある。
では、その蒸留酒とは何かと言うと、その名の通り蒸留過程を経て作られるお酒だ。
ウイスキーの製造過程のアルコール発酵を経て得られるお酒のアルコール度数は高々7%程度で、この段階ではウイスキーの高いアルコール度数にはまだほど遠い。
これをアルコールの沸点が80°近い性質を利用して、アルコールを中心に沸騰させて蒸気に変換、 その蒸気を冷却して再び液化させることで65~70%ほどのアルコール度数まで濃縮させる。
原料による分類
- モルト・ウイスキー : 大麦麦芽(モルト)を原料とするウイスキー。
シングルモルトと言う単語を聞いたことがあるが、この大麦のみを原料としたウイスキーを指す場合、単一の蒸留所で作られていることも指す場合があるよう。 - グレーン・ウイスキー : トウモロコシ、ライ麦、小麦などの穀物を総称してグレーン( grain )と呼ばれる。このグレーンを主原料にし、モルトを加えて作るもの。
- ライ・ウイスキー : その名の通り、ライ麦を主原料とするもの。
- コーン・ウイスキー : これも読んで字のごとくトウモロコシを原料とするもの。
- ブレンデッド・ウイスキー : ウイスキー同士をブレンドさせたり、スピリッツとブレンドさせたもの。
産地による分類 - 5大ウイスキー
ウイスキーの種類や名称として馴染みの深い単語はどうやらウイスキーの生産地と対応しているものが多い。
5大ウイスキーと呼ばれる有名な生産地について学んでおく。
- アイリッシュ・ウイスキー(アイルランド)
- カネマラ
- スコッチ・ウイスキー(スコットランド) : 麦芽を乾燥させる時に付くピート(泥炭)起因のスモーキーな香りが特徴のものが多い
- ジャパニーズ・ウイスキー
- 白洲 - モルト
- 角瓶 - ブレンデッド
- 知多 - グレーン
- アメリカン・ウイスキー : ケンタッキー州(バーボン郡)で作られるバーボン・ウイスキーが有名。トウモロコシを主原料としている。
- ジムビーム
- メーカーズマーク
- カナディアン・ウイスキー
- カナディアンクラブ
ウイスキーの飲み方
- ハイボール : ウイスキー1に対して炭酸水を3~4の割合で割ったもの
- トワイスアップ : ウイスキーと同量の常温のミネラルウォータで割ったもの
- 水割り : 2~2.5 の割合が基本的なもの
- オン・ザ・ロックス : 大きめの氷を入れたグラスにウイスキーのみ注いで飲むもの
- ハーフロック : 大きめの氷を入れたグラスでウイスキーを同量の水で割って飲むもの
- ウイスキーフロート : 氷を入れたグラスに7分目まで水を注ぎ、マドラーに沿わせて上層にウイスキーを入れたもの。詳しくは画像を
- ミスト : クラッシュドアイスで満たしたグラスにウイスキーを注ぎ、レモンピールを絞って添えたもの
- ホットウイスキー : ウイスキーを 2~3 倍のお湯(80度くらい)で割ったもの
その他にもカクテルの飲み方も紹介されているが、そう言うのはその内カクテルとして全般的に取り上げたいと思う。
ハイボールはともかく、なんとなく以前はストレートやロックで飲まなければいけないみたいな抵抗感があったのだけど、水割りとかで飲んでみても良い味わいだと思ったりする。
あとは色々な種類のものを飲んでみて好みを見つけていきたいところ。
とは言え、ウイスキーなんかの高い度数のお酒はミネラルウォータや割りものを備えていないので、宅飲み向けに買ってみたところでなかなか減らないのだよなぁ。
どうしても手軽な缶ビールに逃げてしまいがちなところからなんとかしていかないといけない。